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これといった特別な理由がないのに、急にお腹が痛くなってトイレに駆け込むようになった、便秘が続いたと思ったら今度は下痢になった。こんないつもの下痢や便秘とはちょっと違った便通異常に悩まされている人が、最近急増しています。この症状を『過敏性腸症候群』と言います。
過敏性腸症候群とは、20歳前後と40歳前後の2つの世代をピークに急増中の現代病で、胃腸科を訪れる人の約50%は過敏性腸症候群を患っているといわれています。
●過敏性腸症候群って何?
過敏性腸症候群は、緊張や不安といった精神的ストレスによって腸の働きが悪くなり下痢や便秘が起きる病気です。これには『自律神経』が大きく影響しています。
自律神経が乱れると全身に不調が現れますが、その中でも腸は異常をきたしやすく腹痛や腹部膨満感・腹鳴・ガスが溜まっている感じがするといった様々な不快症状を伴った便通異常が現れます。
●過敏性膓症候群に掛かったら、どうしたらいいの?
一度ストレスが原因で下痢や便秘になると、その後も、お腹に神経が集中するようになり少しの痛みでも過敏に感じ取り、これが新たなストレスになります。そして更に痛みが感じやすくなり、不安を大きくさせてしまいます。こういった悪循環が繰り返され、症状はどんどん重くなってしまうのです。
こうなる前に出来るだけ早く病院に行くことが大事です。その上で症状を進行させないように、胃腸の負担を和らげる生活をすることも欠かせません。具体的には、急激に胃腸を働かせないために暴飲暴食を控える、胃腸の働きに一定のリズムをつけるために、食事の時間は出来る限り規則的にしていくことなどが上げられます。
また、アルコールやカフェイン類・唐辛子などの香辛料・アイスクリームやジュースなどの冷たい飲み物は、胃腸への刺激物となるので控えめにしたい食品です。
●どんな人がなりやすい?
過敏性腸症候群は、環境の変化や対人関係・家庭内トラブルといった精神的ストレスから発症する場合と発熱や過労・体の冷えなど身体的なストレスから発症する場合があります。その中でも、気を付けたいものは、物事に『緊張しやすい』『楽しめない』頑張りやさんのタイプです。
●お腹の元気を守るために家で出来ることはなに?
過敏性腸症候群の大もとの原因は『ストレス』なので、先ずはストレスを溜め込まないこと、さらにストレスに負けない心身をつくっていくことが大切です。
・スポーツや趣味などに集中する
・何事に対しても完璧を求めない
・汗ばむ程度の運動で自律神経の調整機能を高める
・規則正しい食生活を心掛ける
・体を冷やさないようにして自律神経の働きを活発にする
(2006. 6. 5)
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