3.いろいろな休養法の実際と効果
(1)アウトドアでの休養法
@森林浴
森の中に入っていくと不思議に心が休まります。ストレスによりズタズタになった神経が、1日森の中を歩き回っただけで、嘘のように穏やかになってしまいます。新鮮な空気を腹の底まで吸い込み、大好きな木や花いじりをするとストレスが消えていきます。
(疲労回復、新陳代謝の活性化、自律神経の調整、消化作用の活性化、不眠からの解放、精力増強など)
A温泉浴
a.温熱効果
38℃〜40℃では、自律神経の副交感神経の緊張を高めます。高い血圧でも徐々に下げる作用があり、鎮痛効果があり筋肉の痛みも和らぎ精神的に落ち着いた気分になります。
42℃以上の熱いお湯は、入浴初期は交感神経が緊張されて初期の血圧上昇が見られ、その後温熱のため血管が緊張され血圧が低下すると、今度は内臓や筋肉の血管が縮んで血液を送り出し血圧を上げるように調整します。又、発汗作用を持ち、痛みを和らげたり胃酸の分泌を抑える作用もあります。
b.転地効果
温泉地の地形、気候などによっていろいろな影響を身体に与えます。環境を変えるだけでも間脳、脳下垂体、副腎が刺激され各種ホルモン分泌が活発となってストレス解消となり、慢性的な精神疲労や病気にも効果があります。
c.泉質反応効果
温泉の泉質によって効果はそれぞれ異なりますが、身体の体表、気管、肺、胃腸など、皮膚や粘膜から泉質の成分が体内に浸透、吸収され薬理的効果を上げます。自分の身体に合った温泉を選ぶと、より効果的と考えられます。又、泉水を飲む事により温泉に含まれるミネラルが健康回復に非常に良い事も分かっています。 |
B日光浴(海辺や山など)
太陽光線による健康管理、日光浴は古くから人間の健康維持の為に多大な役割を果たしてきました。太陽光による直接的効果は紫外線によるビタミンDの合成、又、表皮を厚くし皮膚を保護する働きや赤外線による温熱効果により血液の流れを増すなどの効果があると共に、最近では、遠赤外線という比較的長波長の目に見えない光線が人体の健康に非常に大きく働いている事が分かってきています。ただし太陽光の中の紫外線は長い時間浴び過ぎると皮膚癌になるなどの発表もある為、日光浴も時間に気をつけたり紫外線をカットするなどの工夫が必要です。
(2)家庭で出来る休養法
@温浴効果
a.風呂の利用
風呂の最高の効果は温熱効果で身体が温まることにより血液流量を増すことが出来ます。それにより新陳代謝なども活発になると言われています。ただし、風呂で注意しなければならないのは水圧による身体の圧迫や外気との温度差による急に起こる冷えなどは血圧に対して悪影響を及ぼす事もある為、気をつけて入浴温度や身体をよく温める工夫なども必要です。
その為に入浴剤や気泡発生器などを使って温浴効果を上げる事も考慮の必要があります。
b.家庭用遠赤外線サウナの利用
温浴効果を上げる為に、最近より効果的な方法として遠赤外線を利用した低温サウナが最適であると言われています。風呂の入浴と違い水圧を受ける事もなく、遠赤外線の持つ直接体内への深達力により深い部分までの温熱効果が得られ、又、入浴後に湯冷めしにくい。
比較的低温での入浴が可能な為、身体の弱い人でも子供でも入浴できます。今まで多くの人が使用して数多くの病気に効果があったという報告もあります。
自律神経の安定にも高い効果があることが各種の医療機関から注目を浴びています。 |
Aミュージックテラピー(音楽療法)
自分の好きな音楽や自然音を聞いていると、精神的安定が得られることがあります。その事を利用して、家庭で好きな音楽を聞いてリフレッシュすることが出来ます。良い音楽を聞くと、脳波がα波になり身体がリラックスしてきてストレスを取り除く事が出来ます。その場合、人により体感音の反応が違う為、自分に合った音を選ぶ必要があります。
Bアロマテラピー(芳香療法)
香料は、フレーバー(食品香料)とフレグランス(芳香性香粧品)に分類され、このフレーバーとフレグランスの双方に属するものがアロマと言います。
・アロマの作用
人の脳の一番深い部分に臭覚中枢はあります。そしてそれは視覚、味覚、触覚とも深く関わっています。そしてそれは視覚、味覚、触覚とも深く関わっています。殺菌やウィルスを殺したりする効果はありませんが、ある神経さえ正常に働けば治るといった病気などに有効とされています。それは注射や内服に頼る化学療法と違い天然の香料を吸入するだけのアロマテラピーには、複雑に連絡しあっている神経系の神秘がその作用の裏側に存在しています。 |
Cスキンシップ
親子夫婦のスキンシップがストレスに対する抵抗力を造ることはすでに知られていますが、それをいつも心がけ実行している事が必要で、マッサージは特に欠かせません。親子で肩を叩いたり、夫婦で指圧をしたりマッサージすることは非常に効果的です。
D睡眠
風邪を始め様々な病気の予防や治療には必ずといっていいほど「十分な睡眠」が挙げられます。「十分な睡眠」とは必ずしも「長時間の睡眠」ではありません。だらだらと何時までも眠っていると、かえって疲れたり寝起きがだるかったりするのは誰しもが経験することです。十分かどうかという問題は、睡眠の量よりも、実はその質にあります。
断眠実験というのがあります。これは、被験者を意図的に眠らせずに、その体調の変化を調べるものです。それによると、だいたい断眠3日目あたりから極端に集中力が落ちてきて、一桁の足し算のような単純な計算問題にもかなり間違いが出てきたりするそうです。
しかし意外な事に、それでも体調の方にはそれほどの変化は無いようなのです。その実験結果は、睡眠の第1の目的は先ず脳あるいは神経を休ませる事にある、ということを示唆しています。その脳の緊張が取れなければ、いくら長時間眠ったとしてもあまり意味は無いという事になります。
(3)その他の休養法
@おしゃれはストレス解消になる
Aおしゃべり
B軽いスポーツ
C規則正しい生活
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