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雪の環境が教えてくれたもの

今日もずーと雪が降っていた。 昨日もおとといも。 ずーっと。
除雪が発達して車が走れる時代だからこそ 南国の産まれの私もここにかろうじて、生きてゆけている と思う。
十日町は積雪量としてはみんなに自慢できるほどだが、実際冬にこの場所に住んでみると、スキーでかっこよく、ロマンチックに暖炉で、の生活とは程遠いものがある。
だいたい生活とはそんなものだが。
しかし、ここに来て教えられる事が多くあった。
年に一度の大イベントである 雪祭り…もう50回以上も続いているこの祭りで、今まで、厳しい、つらい、大変、寒いのイメージしかなかった豪雪が、世界でもギネスブックに載るほどの白い祭典として、この地を雪の似合うロマンチックな町として転換させてくれたと言う事実。
このことがこの地の人に豪雪と闘うイメージから雪を楽しみ、雪を利用して共に生きる事を教えてくれたらしい。
事実、わたしも世界中の友人達にここを紹介する時には、やっぱり雪の十日町と言ってしまう。
極マイナスの環境が自分にとって極プラスである事。それは過去の自分の短所が、今の見つめ方で未来のなくてはならない長所にもなり得るかもしれないということを教えてくれているようだ。
確かに今の現実はそんなに甘いものではないかもしれない。
でも寒い、厳しい冬を耐えてきた生命が春になって強い若々しい命に産声をあげる事ぐらいは信じつづけていたいと思う。
ここにも春は確実に近づいている。
冬には冬にしか味わえない何かを感じながら、今日も雪の中、車を走らせている。
本当に雪の厳しさを超えてここを愛し好きになった時、今度は真夏の南国にでも行ってみたくなるのだろうか?
(2001.1.XX)
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